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造山古墳(つくりやまこふん)は、岡山県岡山市北区新庄下にある前方後円墳。国の史跡に指定されている。 岡山県では最大、全国でも第4位の規模の巨大古墳で、5世紀前半(古墳時代中期)の築造とされる〔。墳丘に立ち入りできる古墳としては全国最大の規模になる。 == 概要 == 岡山市西部、足守川右岸において丘陵を切断して築造された巨大前方後円墳である。墳丘は3段築成で、前方部の頂は壇状の高まりをなす。墳丘長は約350メートルを測り、大仙陵古墳(大阪府堺市、約486メートル)、誉田御廟山古墳(大阪府羽曳野市、約420メートル)、上石津ミサンザイ古墳(大阪府堺市、約360メートル)に次ぐ全国第4位の規模を誇る。周囲には榊山古墳(造山第1号墳)や千足装飾古墳(造山第5号墳)など6基の陪塚がある。現在に至るまで本格的な学術調査は行われておらず、内部は未発掘である。特徴として、墳丘の長さに対して後円部の割合が大きいことが挙げられる。 大きさから古代吉備にヤマト王権に対抗しうる、または、拮抗した強力な王権(吉備政権)があったとする見解もある。一方で、吉備単独の首長ではなく連合大和王権として造った古墳であり、その被葬者も倭王の一人ではないかと見ている研究者〔高橋護『古墳と地方王権』小林三郎編 新人物往来社 1992年、p.75〕もいる。天皇陵に比定されている上位3古墳をはじめ近畿地方の巨大古墳が宮内庁により国民はもちろん学者・専門家も内部への立ち入りが禁止されているのに対し、ここは立ち入り出来る古墳では国内最大のものであり、全国的に見ても貴重である。 なお、総社市にも同音の作山古墳(つくりやまこふん)があり、地元では造山古墳は「ぞうざん」、作山古墳は「さくざん」と区別して呼んでいる。 墳丘形状・埴輪などから考えて、本古墳の築造時期は5世紀前葉末から中葉はじめ頃と推定されている〔(出宮(1991) 127ページ)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「造山古墳 (岡山市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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